どうも、おもちです
今回の記事で育児休業って何?というところから私がどう社内で動いて準備をしたのか、ざっくりした手続きなどを書いていきます。
1. 育児休業ってどんな制度?どんな人が取得できるの?
2. 育児休業の手続きと必要書類
3. 育児休業中の収入について
4. 育児休業を取得するにあたっての前準備の体験談
1. 育児休業ってどんな制度?どんな人が取得できるの?
育児休業とは従業員が1歳に満たない子どもを養育するために休業することができる制度です。
男女問わずに取得可能です。
育休は労働者の権利なので会社側は申し出を断ることはできないです。
ただし、育休取得には以下の条件をすべて満たしている必要があります。
(1) 勤続1年以上
(2) 子どもが1歳6か月までに雇用期間が終了することが明らかではない(雇用終了が決まっている場合は不可)
ざっくり言うと勤続1年以上の人が育児のために子どもの生まれた日から1年間お休みできる制度です。
保育所が見つからないとか夫婦で共働きで互いに育休を取るとかの法律で定められた諸条件を満たしていると最大2年まで延長が可能です。
詳細は厚生労働省のページを参照ください。
2.育児休業の手続きと必要書類
育児休業に必要な書類は2種類です。
(1) 育児休業取得申請書
(2) 育児休業給付金申請書
どちらの書類もだいたい会社ごとにフォーマットがあるはずなので人事部に頼んで取得しましょう。
だいたいこの2種類の書類があればあとは会社側で手続きをしてくれます。
これらのほかにも私の勤務している会社では本当に自分の子どもであるのか証明するために続柄が入った住民票と出生日がわかる書類として母子手帳の出生欄のコピーを求められました。
書類さえ書けば会社側で申請してくれたのでそこまで大変ではなかったです。人事部みたいな部署がない会社の場合は大変かもしれないですね。
私の会社ではこれに加えて育休開始1.5か月前くらいまでに上司と面談が必要で、そこで「休業後の復職をスムーズにするために休業中にどういったスキルアップをするか」という項目があり、失笑しました。
上司には、育児のために休業するわけなのでスキルアップはできる時間があればするが期待しないで欲しい。スキルアップのために育児をおろそかにはできないと回答しておきました 。
弊社どうかしてる
3. 育児休業中の収入について
おそらく育児休業を取ろうかなと考えた時に一番気になるのが、休業中の収入はどれくらいなのか?生活していくのに困らないのか?だと思います。
ざっくりいくらもらえるのかは以下です
育休半年まで: 過去6か月の平均月収(残業代込み、税引き前)×67%(上限30万1902円)
育休半年から1年まで: 過去6か月の平均月収(残業代込み、税引き前)×50%(上限22万5300円)
月収が45万600円を超えるとで上限額に達します。
例えば税引き前の月収が30万円の場合は半年までは月額20万1000円、それ以降は月額15万円です。
支給は2か月まとめてくるので、私の場合は10月頭から支給対象ですが、10月分と11月分が12月に振り込まれました。
なので最初の2か月は無収入になるので、生活費の2か月分は貯蓄しておかないと厳しいです。この辺はもう少し改善されるといいですよね。
ちなみに育児休業中に仕事をすることも可能ですが、働けば働くほど給付金が減っていきます。
月収の13%までの月収であれば満額もらえますが、それ以上になると段階的に減っていき、月収の80%以上稼ぐと給付金が無くなります。
私の会社では育休中の就業は禁止されていたので、完全に休んでいます。
詳細は以下の厚生労働省のページを参照ください。
4. 育児休業を取得するにあたっての前準備の体験談
育児休業を取るにあたってやるべきことは以下だと考えて動きました。
(1) 育児休業を取る理由を上司に理解してもらうこと
(2) 自分の他の人的リソースを確保するために動くこと
(3) 仕事の引継ぎ資料を作成し、後任者の負荷をなるべく減らすこと
(1) 育児休業を取る理由を上司に理解してもらうこと
結局のところ育休は取りたいと言えば取れるわけです。
しかし上司には自分の他に担当者を割り当てたり人を引っ張ってきたりと定常的な業務を超えて動いてもらうことになります。
同じ仕事をするにしてもその仕事をなぜやらなければならないのかを納得して動くことで嫌な気持ちになりにくいだろうから、その後の関係のことなども考えてしっかり育休の理由を説明しました。
私が説明した理由としては以下です
・息子(3歳)が保育園に入れず家でフルタイムで育児が必要であること
⇒ 春に幼稚園に入るまでは家に2人の未就学児がいる
・互いの両親が現役で仕事をしており、里帰り出産ができないこと
⇒ 少なくとも3か月は産後で弱っている妻1人での育児は現実的ではない
これらの理由を説明し、春に上の子が幼稚園に入る4月の初旬まで休業することで合意しました。
私の仕事が1年単位でやることが決まる仕事なので、間に3か月とかいないよりは次の1年までの間いないほうがやりやすいだろうということで9月から3月末までの半年間をお休みとしました。
(2) 自分の他の人的リソースを確保するために動くこと
できることなら他の部署から人を割り当てて欲しかったため、4月にの人事異動で増員することができるように、まだ安定期に入っていなかったけれど2月の段階で上司に育児休業をすることを打ち明けて動いてもらいました。
ほうぼう手を尽くして人を増やすように尽力していただけたみたいですが、結局のところ人が増えることは無く、職場の先輩に仕事をすべてお願いしてやってもらうことになりました。
(3) 仕事の引継ぎ資料を作成し、後任者の負荷をなるべく減らすこと
「休業に入る前に半年分の仕事の貯金を作っておけ」
これが上司の方針だったので頑張って働いたけれど、そんな言葉1つで成果が2倍になるわけもないので、進捗普通のまま先輩に仕事がわたりました。
ただ、細かい進め方とかツールの使い方とかはしっかりわかるように文書化して作業トレーニングをして、私がいなくても困らないように準備はして休業に入りました。
今のところ仕事での質問などが来ていないので問題なく回っているといいな。
そんなこんなで前準備はこんな感じでした。
育休に入るまえはめちゃめちゃ大変で、臨月で動けない妻には大変な負担をかけてしまって申し訳なかったのでこの育休の間にその分の埋め合わせができればと思いながら家事育児に勤しんでいます。
正直なところ、半年間も会社を休んでしまって昇進が遅れるんじゃないか?とか戻ったら自分の仕事はもう無くてどこかに飛ばされるんじゃないか?などの不安はかなりあります。
でも、まあ今の仕事にそこまで執着が無いのでどうにでもなるかなという気持ちでいます。
仕事に戻ったあと結局のところどうなったかについては4月以降にまた更新していきますので楽しみにしていてください。
ではではー