こんなはずじゃなかった…
どうも、おもちです
今回は確定申告で中古住宅購入にかかる住宅ローン減税について申告したので、手順を画像をふんだんに使って分かりやすく説明していきます。
はじめての申請の方に役立てればと思います。
1. 住宅ローン減税でやらかしました
2. ざっくりと住宅ローン減税を紹介
3. 確定申告の手順
4. 住宅ローン減税申請の手順
(番外)紛らわしいぞ! 認定住宅新築等特別税額控除とは
1. 住宅ローン減税でやらかしました
特に事業所得とかがあるわけではないただのサラリーマンなのですが、夏に家を買っているので住宅ローン減税の確定申告をしました。
なんだかんだ税金の勉強のためだと思い確定申告を始めて5年目ですが、住宅ローン減税の額が想定と違うなーということで苦労しました。
中身としては長期優良住宅の中古住宅のローン減税額が年間30万円ではなく20万円でした。
認定長期優良住宅は一般住宅より減税が大きくお得です(※平成31年6月末までの制度です)
…平成31年6月末までの制度です!!
…どうして気が付けなかったんだろう
想定より年間10万円分の控除が受けられず、10年間なので100万円
100万円分、皮算用が狂いました!!
悲しい…悲しすぎる…
これから中古住宅を探す皆さん気をつけてください。
新築の方は長期優良住宅の優遇制度があるのでご安心ください。
2. ざっくりと住宅ローン減税を紹介
細かいことは説明ページを紹介しますが、ざっくりと以下のような制度です。
10年以上の住宅ローンを組んでいる人に対して、その年のローン残高の1%が所得税(と住民税)と税額控除される制度です。
例えば年末の時点で1500万円のローン残高がある場合は1%の15万円が所得税から引かれます。
初年度は確定申告をすることで還付されます。
2年目からは初年度に10年分の還付証明が発行されるので、会社に渡せば年末調整してくれます。(確定申告不要)
細かい住宅ローン減税の条件は以下のページを参照ください。
↓国土交通省の住宅ローン減税紹介
https://re-model.jp/about/reform/subsidy/pdf/jyutakusyutoku03.pdf
3. 確定申告の手順
これが意外と簡単なんですよ
年々入力が楽になって便利になっていってる気がします。(慣れただけかも?)
確定申告は大きく以下の3つの項目を申告します。
① 収入金額・所得金額
② 所得控除
③ 税額控除・その他の項目 ←住宅ローン減税はココ
収入や支出についての入力も必要になってくるので以下のものを用意してから入力をはじめましょう。
〇用意するもの
・源泉徴収票
・住宅ローンの年末残高証明書(銀行からもらうもの)
・不動産売買契約書(建物面積、敷地面積と売買金額がわかればOK)
(以下オプション)
・証券会社の年間取引報告書(株式投資をしている方のみ)
・寄付金受領証明書(ふるさと納税をしている方のみ)
1. 確定申告ページにアクセス
国税庁 確定申告書等作成コーナーにアクセスします。
↓ココです
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
2. 申告書を作成する⇒作成開始
3. 提出方法の選択
e-Taxが便利かと思いますが、事前にソフト入れたりしなければならないので、面倒な方は印刷して提出でいいかと思います。
青色申告をする方はe-Taxにすることで基礎控除が65万円まで取れる(e-Taxを使わなければ55万円)のでメリットがありますが、ここではサラリーマン向け前提なのでどの方法でもよいです。
方法を選択したら次のページで「利用規約に同意して次へ」をクリック
4. 令和〇年分の申告書等の作成⇒所得税⇒作成開始をクリック
5. 納税者の情報と源泉徴収票の内容を入力していきます。
6. ①収入金額・所得金額の入力
会社からの給料についての申請は源泉徴収票の入力の部分で終わっているので、ここでは他の収入があれば入力していきます。
サラリーマンだと株式投資をしている人が「配当所得」「株式等の譲渡所得等」「上場株式等に係る配当所得等」の欄か、会社で報奨金をもらっているなど給与以外に所得があれば雑所得の欄に入力します。
7. ②所得控除の入力
必要な情報(社会保険料控除、生命保険料控除、配偶者控除など)はだいたい源泉徴収票の内容を入れたときに入るのでスルーで基本OKです。
ただし、以下に該当する方は入力したほうがお得です。
・医療費の支払い額が年間10万円を超えている人⇒医療費控除
・ふるさと納税をしている人⇒寄付金控除
8. ③税額控除・その他の項目の入力
住宅ローン減税の入力はココです。次の章で詳しく解説していきます。
9. 還付金額が出るので、書類を印刷して封筒に入れてお住まいの地域を担当している税務署へ郵送してください。
確かだいたい6月くらいに還付金が入力した口座に振り込まれます。
4. 住宅ローン減税申請の手順
1. (特定増改築等)住宅借入金等特別控除の入力
2. 取得形態等の入力
・新築なら「住宅の新築又は土地付きの新築住宅を購入した」
・中古なら「中古住宅を購入した」
今回は中古住宅について進めていきます。
住宅に居住を始めた年月日を入力します。
3. 住宅や土地についての質問
戸建て?マンション?ローンは借りてる?事業に使ってる?名義は?補助金もらってる?贈与受けてる?などを聞かれます。
この中で最も重要なのは10番「翌年分以降に年末調整又は確定申告でこの控除を受ける際に利用する書類が必要ですか?」
はい!ハイ!YES!
これがあれば翌年以降確定申告しなくてよくなりますので必ず「はい」につけましょう。
4. 入力に必要な書類の確認
この先で以下3つの情報を入れるので必要な書類を用意します。
・不動産の取得費(土地・建物)
・不動産の面積(土地・建物)
・住宅ローンの年末残高
たぶん不動産売買契約書と住宅ローンの年末残高証明書があればOKのはずです。
5. 住宅に関する事項の入力
不動産売買契約書を見て取得金額と土地・建物面積を入力します。
6. 年末残高の入力
住宅ローンの年末残高証明書を見て入力します。
7. 入力内容の確認
控除額がバーンと出てきて、入力内容の確認を求められます。
消費税なし(個人間売買)で中古住宅を買っている場合は最大20万円です。
悔しいですね!!!
ここまでで入力は終了です。
税額控除の入力ページに戻るので、他に該当がなければ先に進んでください。
(番外)紛らわしいぞ! 認定住宅新築等特別税額控除とは
あんまし対象者はいないのかも知れないけれど、長期優良住宅を買った場合には「認定住宅新築等特別税額控除」というものも申請できます。
ざっくりと制度の解説をすると
長期優良住宅を新築した場合、建物の大きさによって最大65万円まで1年間分税額控除する制度です。
この額は「長期優良住宅にするために余分にかかった金額」の10%を控除しますよという制度で、ローンを組んでいなくても使えます。
…というよりローンを組まない人のための制度といった方が正しい気がします。
1年での控除額はおそらく住宅ローン控除より大きいのでこっちの方が得では?って一瞬思うかもしれませんが、こちらの控除は1年間、住宅ローン控除は10年間です。
総額でお得な方を選択することになりますが、それなりに住宅ローンを使っていればほぼ住宅ローン控除のほうがお得です。
迷わず住宅ローン控除を取りましょう。
長くなりましたが、超絶お得な制度なので、忘れずに確実に申請しましょう。
次回はふるさと納税の申請方法について紹介します。
ではではー